じゃばみ(@jabamichan)です。
梅を塩漬けにしてから約1ヶ月後。
梅雨が明けた土用の頃に(7月下旬〜8月上旬)、晴れた日が3日続くような天気をねらって、「土用干し」を行います。
この記事では、マンション暮らしの私がやっている土用干しのやり方をご紹介します。
※調べたところ、梅雨明けにこだわらず10月頃の乾燥した風で干すという人も。
神経質にならずに自分のペースで楽しんでやるのがよさそうです^^
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【土用干しに使う道具】

私はいつも写真のように、干物ネットと巻きすを使用しています。
干してる最中のホコリや虫から梅を守れるし、使い終わった後の収納もかさばりません。
梅をのせるのは、盆ザルもいいんですけど、高いんですよね……。
試しにやるなら巻きすでいいや〜と思って買ったんですが、結局毎年使ってます。笑
【土用干しのやり方】
土用干し 1日目
干物ネットに梅としそを汁気をきって広げます。(上の写真を参考に)
梅が漬かっていた梅酢は容器ごと天日干しに。
2〜3時間後に全体をひっくり返します。
15時に梅を取り込み、梅は梅酢に戻します。
しそは干物ネットに置いたまま、室内で保管します。
土用干し 2日目
2日目も朝から15時まで、前日と同じように干物ネットでしそと梅を干します。
1日目と違うことは、梅酢は天日に当てずに室内で保管しておくこと。(干しても干さなくてもいいみたいです。)
干し終わったら、梅酢に戻さずに干物ネットに置いたまま室内で保管します。
一般的な作り方では、2日目〜3日目は外に干しっぱなしにして夜露を当てるそうですが……
都会の夏は夜も気温が下がらず夜露がおりない上に、大気中の汚れが気温低下とともに下におりてくると思うので、室内に入れた方が安心です。

↑2日目の土用干しを終えた梅干し。
少しシワが出て、梅干しらしくなってきたところ。
土用干し 3日目
3日目も同様に、朝から15時まで干物ネットでしそと梅を干します。

↑3日目に干した後の梅は、2日目よりもさらにしわしわに。
干し上がりの見極め方は人それぞれですが、私は、表面が乾いてもちっとした質感になったらオッケーとしています。
【土用干しの後は】
干し終わった梅の保存方法は「そのまま保存」「梅酢をくぐらせて保存」「梅酢に戻して保存」の3パターンからお好みで。
私は、梅酢にくぐらせた後、きび糖を少々ふりかけて、干したしそと一緒に保存容器に入れて保存するのが一番好きかな。
そうすることで酸味と塩の角をやわらげ、まろやかな仕上がりになります。

↑いろんなパターンを作って食べ比べてみるのも楽しいです。
私は半年以上熟成させてから食べていますが、それもお好みで。
梅酢はコーヒーフィルターなどでこして、小瓶に保存し、料理に利用します。
【梅干しを作る人だけが知ってる幸せ】
食べる半年も前から作る「梅干し」って、幸せの予約をしてる感じがするので、私は梅干しを作るのがすごく楽しいです。
昔の人はそうやって、季節を楽しみ、家族の健康を願い、幸せな食卓をイメージしながら、保存食を作ってきたんだな〜って。
作る時間すら幸せに満ちてる。
「梅干しなんてスーパーで簡単に手に入るご時世に、なんでわざわざ……」
と思う人もいるかもしれませんが、お金で梅干しは手に入っても、この幸せは手に入らないんですよね。
梅干しを作る人だけが知ってる幸せがあるのです。