栗の渋皮煮を保存するために必要な煮汁。
せっかくの栗のエキスが溶け込んだ煮汁を捨てるのはもったいないな〜と思い、煮詰めてシロップを作り、それを使ってモンブランを作ってみました。
この記事で詳しくご紹介します。
【渋皮煮を煮詰めてシロップ作り】

作り方は、渋皮煮の煮汁をとろみが出るまで煮詰めるというシンプルなもの。
しっかり煮詰めて、煮沸消毒したビンに詰めれば長期保存(3〜6ヶ月くらいが目安かな)ができます。
【モンブラン作りに挑戦】

土台は、以前に作った「きなこ米粉バナナ蒸しカップケーキ」の材料を改変して作った、ココア蒸しカップケーキです。

カップケーキを半分に切って渋皮煮シロップをしみこませます。
ここに生クリームを塗り、渋皮煮をまるごと1個のせて、上から渋皮煮シロップ入りの生クリームをしぼりました。
渋皮煮をスライスしたものをあしらって、完成したのが下の写真。

見た目はなかなかよかったものの、生クリームだけでは栗のほっくり感が出ず。。。
生クリームの油脂っぽさが悪目立ちするモンブランになってしまいました。
納得できなかった私は、日を改めてもう一度モンブラン作りにチャレンジすることに。
渋皮煮シロップ入りの生クリームが余ったので、しぼり袋ごと冷蔵庫に入れておきました。
2回目のモンブランづくり。
今度は、やわらかく煮たさつまいもに渋皮煮シロップを加えて、さつまいもペーストを作りました。

これを土台にしぼれば……
と思ったんですが、裏ごししなかったので、口金にひっかかってしぼれませんでした。苦笑
仕方なく、スプーンで土台の上にこんもりとのせて、フォークで苦肉のデコレーション。。

繊細さゼロのモンブランですね。笑
でも、1回目よりもほっくり感があって、モンブランらしい味わいを楽しむことができました。
【モンブランは買うもの】
以上のことから私が導き出した結論は……
モンブランは「買うもの」です!!
行程の多さ、仕込みの大変さを痛感しました。。。
これからは、今までよりもっと感謝して、モンブランを食べると思います。
(とか言って、来年もまた栗のシーズンに作りたくなるんだろうな。)
世の中のケーキ屋さんはすごい!と思った秋の日でした。